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最終更新日 2025年8月15日
"Open Source Scan Converter(以下OSSC) Ver.1.6/1.7" の後継機 "OSSC Pro" について以下で記載します。
当初2021年発売予定でしたが延期され、その後2022年1月にCOVID-19の影響による世界的な部品不足・高騰が落ち着くまで発売が延期されることが発表されていましたが、2023年11月15日にとうとう発売されました。
発売延期している間に4Kスケーラーである RetroTINK-4K や Morph 4K が発表されましたが、OSSC Pro は "RetroTINK-5X と今後の4Kスケーラーの中間の製品になる" とVGPからはアナウンスされています。実際のところOSSC Proで1080p化した上でMorph 4Kなり4K Gamer ProなりのHDMIビデオスケーラーで低ラグのまま4Kにできるわけで、OSSC Proのアーケード基板用途での強さや超低ラグである強みは4Kスケーラーが出たあとでも活きると予想しています。
一番基本的な「OSSC Proとはなんぞや」ということを一言で表すと、"レトロゲーム機をいまどきのテレビ/モニタにHDMI接続するためのコンバーター" となります。フレームマイスターとかRetroTINKとかの類の製品です。
細かな製品仕様は下記でリンクしている製品ページをご覧ください。
ACアダプタはDC 5V 2.5A – 2.1 x 5.5mm センタープラスです。
私がFirstバッチを2023年11月15日に注文した時点では、本体+PSU+リモコンで合計310ユーロに送料47.68ユーロ(DHL)で総合計は357.68ユーロでした。そこにさらに日本で消費税が3900円かかっています。なお、送料はDHLにしなければもう少し安くできます。
ローンチ時には間に合いませんでしたが、コンポジットビデオとS端子も対応予定です。S端子は別売りのブレイクアウトケーブル経由でコンポーネント端子を利用することになるようです。コンポジットビデオはRetroTINK-5X Proと同様にコンポーネントビデオ端子を利用するようです。いずれにせよ、対応時期は不明なのでコンポジットビデオとS端子入力が重要な人はKoryuuを用意するか、別製品を選んだ方が良いでしょう。
Secondバッチからはケースの製造に射出成型された金型が使われるようになり色も黒色に変わりました。なお、ケースは単体売りされていますのでFirstバッチ購入組の人も置き換え可能です。
画面出力モードを大きく分けて3モードに分け、OSSC Ver.1.6/1.7と同様の整数倍のアップスキャンコンバートだけでなく、非整数倍のスケーリングや、完全にフレームバッファを使用する方法を選べるようになります。3番のフレームバッファを使用するモードは最低でも1フレームの遅延がありますが、TV/モニタを回転させることなく縦画面のアーケードゲームを遊べるようになるので活用の仕方が増えそうです。
3つのモードは以下の通りです。
Pure line multiplication : 従来どおりの整数倍のラインダブラー(最も高速だけど相性問題も起きやすい)
Adaptive line multiplication : DVDO VP50やEDGEのようなABT Scalerでおこなわれていたリサイズ方式でのサイズ調整(個人的に今回最も期待しているモード)。
Scaler (Full frame buffer) : フルフレームバッファ方式(1フレームレベルの遅延が入るが、回転や疑似高リフレッシュモードなど高機能。解像度切り替えにも強く、モニタやキャプチャユニットとの互換性も高い)
ローンチ時のFirmware Ver.0.69では回転機能は提供されていませんが、実装予定には入っています。
Adaptive line multiplication は Time Sleuth Display Lag Tester で試したところLagはPure LMと比べて1ms前後の増加でしかなく、1080p/1440pの互換性をほぼ維持した上での低ラグを実現できる素晴らしいものです。OSSC Proでは基本このモードを使用すればよいでしょう。
後述する DExx-vd_isl + DE10-NanoではBFIを入れての100/120Hz出力は720pまででしたが、OSSC Pro製品版では1080pでも対応してくれました。100/120HzモードはScalerモードでしか使えないのでLag的には Line multiplicationモードよりも不利ではあるのですが、60Hz時よりも滑らかさが向上するぶん見やすくなるメリットがあります。液晶の残像感が苦手な人には良いかもしれません。ただ10分遊んだ程度でADS液晶に焼き付きができたくらいに焼き付きやすいことは一応付記しておきます(すぐ直りますが……)。
OSSC ClassicではAV3(RGB Mini D-Sub15PIN(3列)入力端子に同期ローパスフィルターがかからないためAV3端子へのアーケード基板の接続は避けるようアナウンスされていましたが、OSSC ProではAV3でもLPFが使われるためこの心配は不要です。
OSSC Newsletter Issue 24 – More OSSC Pro, expansion cards & new firmware! によると次の製造分(2024年8月リリース予定)からはX68000とNAC Splitfireで同期ができないケースへの対応をハード側でしているとかです。逆にいうと今までリリースされたぶんはこの問題が起きる可能性があるということで、小さな改造をすることで対応できるようですが私は必要ないので調べていません。あとコンポジット/S端子ビデオを拡張するLegacy AV in cardsも7月には入荷する予定とのことです。ただし、初回分はRF未対応とのことでRFは後日分からの対応予定とアナウンスされています。
2024年4月にOSSC Proの拡張ボード "Extra AV Out for OSSC Pro" が発売されました。通常のHDMI出力とは別に、HD-15端子からアナログRGB/YPbPr出力ができるようになります。OSSC Pro左側の拡張コネクタに挿して使います。
現時点ではExtra AV Outからの出力もHDMIと同じ解像度・Hzで出力されるのでHDMIとCRTへの同時接続にはあまり向いていません(PVM-Dシリーズは720pでなら可能です)。Outputを1080pや1440pにしてキャプチャユニットと液晶/有機ELモニタに同時出力って使い方がとりあえず考えられます。将来的にはダウンスケールできるよう予定されているようです。
OSSC Pro にコンポジットビデオ、S端子、RF入力(JP/US)を接続できるようにする拡張カードです。Legacy AV In for OSSC Proから購入できますが、2024-07-25時点ではRFにはまだ対応していません。
2022年6月29日にDexx-vd ISLの方が先行リリースされました。こちら単体でコンバーターとして使えるものではなく、MiSTerなどでお馴染みのDE10-Nanoと組み合わせることでOSSC Pro lite的に使えます。
2022年7月7日に届いてからOSSC Pro正式版がリリースされるまで1年以上使っていました。OSSC Proでアナウンスされている3つのモードはすべて使え、アーケード基板の対応度は手持ち基板ではOSSC Ver.1.6を上回っていました。ただ、個人的には、自分から興味をもって突っ込む人が使うものであって、他の人に勧めるようなものではない認識です。この理由についてはweblogの "DExx-vd_islでのOSSC Pro先行体験" の方にざっくりと書いておきました。あと、OSSC Pro正式版がリリースされたいまとなっては、わざわざこれを導入する必要はないでしょう。
Retro RGB - OSSC Pro Concept Revealed (2020-01-17)
Retro RGB -OSSC “Pro” Development Progress (2020-11-27)
Retro RGB - OSSC Pro Delayed, DE-10 Scaler ‘Hat’ Still On (2022-01-14)
Retro RGB - OSSC & OSSC Pro Updates (2023-10-08)
Retro RGB - OSSC Pro Now Available (2023-11-15)
Retro RGB - Add A Fan To Your OSSC Pro (2023-11-26)
Retro RGB - OSSC Pro Analog Video Output Board (2024-04-28)
Retro RGB - OSSC Pro + Retro PC’s Demo’d (2024-05-31)
Retro RGB - OSSC Pro Firmware Update (2024-08-14)
Retro RGB - OSSC Pro New Firmware 0.78 Released (2025-04-02)
Retro RGB - OSSC Pro Firmware v0.79 (2025-08-14)
とあるゲーマーのweblog Drei - タグ: OSSC Pro
ここの補足的なweblog記事です。
自分なりに感じたことを書いていきます。厳密な比較はよそ様をご覧ください。
以下は製品版OSSC Proを対象に書かれています。DExx-vd_isl + DE10-Nanoでは該当しない項目も含まれています。
FRAMEMEISTER以上に、くっきり、はっきりとした映像
FRAMEMEISTERにはない、RGB Mini D-Sub15PIN(3列)入力端子がある → DCのVGA接続に便利
各種代表的な家庭用ゲーム機やX68k用などのプリセットが用意されている
HDMI入力がある → メガドラミニやアストロシティミニなどに便利
1080pまでは100/120Hz + BFI(black frame insertion)モード対応(Scalerモードのみ)
1440p出力対応
完全なRGB/YUV444出力対応
インターレースの対応がClassic OSSCより向上した。
Motion AdaptiveはScalerモードでしか使えないためソースがインターレースのとき、ラグ優先ならLine multiplier mode、画質優先ならScalerにすればよい
Line multiplier modeは超低遅延。ここは、RetroTINK-5X ProやRetroTINK-4Kよりも優れている(といっても1・2msレベルの差でしかないが)
Scaler modeではゲーム中に解像度が変わるゲームへの対応が比較的強い
Firmware v0.71時点ではRetroTINK-5X Pro(Fw.3.71)やRetroTINK-4K(Fw.1.0.2)の方が解像度切り替えは優秀だった。ただOSSC Proも一瞬の暗転からの復帰は早いのでキャプチャが途切れることはなさそう(使用機器による)
Scaler modeやAdaptive line multiplication modeでは1920x1080p出力をサポートしているため、FHD世代のモニタ/テレビで解像度による相性問題は起きにくい。WQHD、UHD世代のモニタも1080pは通常サポートしている。キャプチャユニットとの相性問題も起きづらい
プログレッシブ/インターレースの違いも含め、入力解像度ごとに出力設定を変更できるので細かな設定ができる
付属のOLEDディスプレイを使用して設定変更できるので、FRAMEMEISTERやRetroTINK-5X Proで同期関係の変更をするときのように映らなくなって設定変更が滞ることがない
家庭用ゲーム機用途に特化した作りではなく、アーケード基板や古めのPCに対応できる可能性が高い
より良いダウンスケーリング
240p/480iパススルー対応
(将来的に)拡張スロットを使用し、複数出力も可能
RetroTINK-5X ProはFw.3.71の時点でもGeneric 4:3/16:9のときはYUV444ではない弱点がありますが、プリセットが用意できる家庭用ゲーム機と異なりアーケード基板ではどうしても汎用的な設定であるGeneric 4:3を使わざるを得ないため、アーケード基板についてはOSSCに分があります。アーケード基板ならではの変態周波数の受付範囲についてもOSSC Proの方がRetroTINK-5Xよりはっきりと上で、手持ち基板は今のところ全部問題なくプレイ・キャプチャできてます。
下記映像サンプル からもリンクしているように癖が強いことで有名なタイトーF3であるレイフォースやジャレコぶたさんなどにも対応しています。
日本語情報が少ない
Line multiplier modeではデインターレース方式にMotion Adaptiveを選べない(Fw.0.69時点)
Line multiplier modeではゲーム中にノンインターレース - インターレースが切り替わるゲームへの対応がOSSC Classicの頃とほぼ同レベル
日本語情報が少ないのを少しは解消する意味でこの文書を書いていますが、ぶっちゃけトラブル起きた時に英語サイトを見る気がない人は買わない方がいいでしょう。
デインターレースについては、セガハードのゲームだとあまり気にしなくていいと思ってます。画質優先ならScalerモードを選べばMotion Adaptiveにできますし。そもそもデインターレース方式としてMotion Adaptiveの方が画質が優れているといっても、ブラウン管を100点としたときBobもMotion Adaptiveも赤点同士で競っている程度のものだという私見です。あと、インターレースのゲームで自分にとって重要なタイトルがどれだけあるかというのもあるでしょう。
Adaptive line multiplication(以下 Adaptive LM)はPure LMに2ms前後のLagが付加されるというアナウンスでしたが、手持ちモニタだとRetroTINK-5X Proの1080p(Fill)のときより小さな値(※)で、低ラグと高互換性を両立できていて素晴らしいです。
Time Sleuth Display Lag Testerにて計測済み。
OSSC Ver.1.7で過電圧保護回路が搭載されたのはOSSC Proでも同様でしょうし、事故が減ることも期待しています。
長らく待ちましたが、2023年11月の発売時点ではアーケード基板用途で過去最高のものになっていると思います。WQHD環境をより活かせるのも気に入りました。
microSDカードを使用してファームウェアを更新できます。ファームウェアの更新内容はOSSC Pro WikiのFirmware changelog and roadmapで参照できます。
OSSC Proのファームウェア更新は以下のように簡単です。特別なツールは必要ありません。また、プロファイルは消えないので気軽に更新していいと思います。
最新Firmwareをダウンロードします(以下の画像はv0.70が最新のときのものです)。
ダウンロードした新Firmwareのファイル名を "ossc_pro.bin" に変更します。
microSDカードのルートフォルダに "ossc_pro.bin" をコピーします。
電源を切った状態の OSSC Pro に前記microSDカードを差し込み、OSSC Proの電源を入れます。
OSSC Proの"Settings" から“Fw. Update" を選択し、ファームウェア更新を実行します。下記画面でY(リモコンの ">")を選択すると本当の更新に入ります。
更新が終わるとOSSC Proの電源が切れます。OSSC Proを起動しなおし、リモコン左上のInformationボタンから更新を確認すればよいでしょう。
基本は OSSC Pro Wiki をご覧ください。
最低限以下の設定をいじるだけで十分に使えます。あとは応用で。
入力ソースの指定 (Input select - Default: Test pattern → AV1_RGBS(SCART端子)なりに)
出力モードの選定 (Output opt. > Operating mode - Default: Line multiplier → 通常このまま。キャプチャのみの用途のときはScalerに変更してもよい)
出力解像度の指定 (Pure LM/Adaptive LM/Scaler 各モードごとに指定。LMの場合はさらに入力解像度ごとに指定する)
プロファイルの保存 (Settings > Save profile : 上記で変更した設定を本体に15か所、microSDカードに100か所保存可能。次回からは起動後にリモコンの "PLOAD" ボタンから選択すればよい)
OSSC Proには以下4か所の映像入力端子があり、手動で切り替える必要があります。
AV1: SCART
AV2: コンポーネント
AV3: ミニD-Sub15ピン(HD-15)
AV4: HDMI
OSSC Pro上で実際に選択するときは同期の種類も指定する必要があります。通常SCARTは "AV1_RGBS"、コンポーネントは "AV2_YPbPr"、ミニD-Sub15ピンは "AV3_RGBHV"を選べばいいです。リモコンだとそれぞれ1, 2, 3ボタンが対応しています。
アトミスウェイブ(アーケード基板)をミニD-Sub15ピン端子(AV3)に接続する場合は、"AV3_RGBCS" を選ぶ必要があります。"RGBHV" だとNo Syncになりました。NAOMIは持ってないので不明です。
LMモードのときの詳細な設定はここからできます。かなり細かいところまで変更できるので詳細は OSSC Pro Wiki を見た方がいいです。
Adaptive LMモードのときの詳細な設定はここからです。各解像度ごとの出力解像度や、ピクセルのサイズなどを変更できます。
ピクセルのサイズはメガドライブやサターンやX68kなどのプリセットが用意されていますが、ここを変更しただけだとぼやけた画面になることもあるので注意してください。その先についてはここでは述べません。熱心な人以外は "いずれ有志により各種家庭用ゲーム機用のプロファイルが配布されたときに意識せずに変えられていることになる" 程度に考えていいかと。これはAdv. timingについても同様です。
下記はWQHD(2560x1440p)にするのときのサンプルです。
Pure LMモードでの表示サイズ、表示位置などの調整はここでできます。
Adaptive LMモードでの表示サイズ、表示位置などの調整はここでできます。表示位置の調整ができないアーケード基板のときなど、ここで調整すればよいでしょう。
Scalerモードのときの詳細な設定はここからできます。こちらもかなり細かいところまで変更できるので詳細は OSSC Pro Wiki を見た方がいいです。とりあえず必要なら出力解像度変更する程度で使えます。
下記はWQHD(2560x1440p)にするのときのサンプルです。デインターレース方式はデフォルトの Motion Adaptive から変更する必要はないでしょう。
映像出力方式の変更はここでできます。
Default: Line multiplier。最初に挙げた3つの出力モードのうち、低ラグ優先で "Pure LM" か "Adaptive LM" にしたいときはここはデフォルトの "Line multiplier" を、キャプチャ用途などで互換性を優先したいときは "Scaler" を選べばよいでしょう。まぁ3モードともリモコン上部にダイレクトで指定できるボタンがあるのでそちらから変更してもよいでしょう。
Default: Off。出力映像がHDR HLGモードになります。ただしガンマの補正はおこなわれないため正確性が落ちるとのことです。
Default: Off。Extra AV出力端子を使うときの同期をRGBHV, RGBCS/RGBS, RGsBから選べます。。
マルチチャンネルステレオ方式の指定や、映像入力に対応する音声入力端子を切り替えたりすることができます。全項目、通常変更する必要はありません。必要に応じて使用してください。
Default: 24bit/48kHz。
Default: Off。通常はOffのままでよいのですが、MS2130チップ搭載のHDMIキャプチャユニットでここを "ON (7.1)"に変更しないと音が取れないケースがありましたので同様のケースのときは試していただければと。
Default: 0 dB
Default: AV1 (analog)。映像はSCARTで音声は別の口から取りたいときに使います。CPS2基板のようなステレオ基板の音声をRCA端子に繋げたいときはここを "AV2 (analog)" にすればよいです。
Default: AV2 (analog)。映像はコンポーネントで音声は別の口から取りたいときに使います。
Default: AV3 (analog)。映像はミニD-Sub15ピンで音声は別の口から取りたいときに使います。ドリームキャストVGAボックスで音声はRCA端子の方を使いたいときはここを "AV2 (analog)" にすればよいです。
Default: AV4 (digital)。映像はHDMIで音声は別の口から取りたいときに使います。
Default: AV3 input。背面、ミニD-Sub15ピン入力端子の左についているステレオミニジャック端子をSCART端子から入力した音声を出力するよう切り替えることができます。
スキャンラインの設定はここでできます。
Default: Off。スキャンラインのオン・オフを設定できます。"Auto" にすると入力ソースが240p/288pおよび480i/576iのときだけ自動的にスキャンラインがオンになります。
Autoを選んでいるときは入力ソースがプログレッシブがインターレースかでスキャンラインのタイプも自動的に切り替わります。
Default: 6%。スキャンラインの強さを変更できます。大きいほど強くでます。
Default: Horizontal。スキャンラインのタイプを変更できます。水平のみ、垂直のみ、水平垂直両方が事前定義されています。
BFIの色、強さやシャドウマスクの設定はここでできます。
Default: Black。映像を映していない箇所、いわゆる黒枠の部分の色を変更できます。
Default: 8。黒枠の明るさを変更できます。
Default: Off。A-Grille, TV, PVM, PVM-2530, XC-3315C, C-1084, JVC, VGA, Custom shmask1.txt, Custom shmask2.txt から選べます。
カスタムシャドウマスク用テキスト未設定のときはCustom shmask1.txtを選ぶ意味はありません。2も同様です。
Default: Off。BFI 2xモードのオン・オフを切り替えられます。
Default: 100%。BFIの強さを調整できます。
その他の設定はSettingsからおこないます。
あまり変更していない状態の設定をプロファイルの0番に保存しておき、細かく変えた設定は別のプロファイルに保存する運用をするのが堅いでしょう。0番のプロファイルが電源オン時のデフォルトで使われるのでAdaptive LMかScaler modeで1080pにしておくのが無難です。
本体に保存しておいたプロファイルを適用します。ただ、リモコンの "P.LOAD"ボタンからアクセスした方が手っ取り早いです。
本体に現在の設定をプロファイルとして保存します。0-14の15か所保存できます。
必須ではないですが、Firmware v0.71からはプロファイル名の設定も可能です(15文字以内)。microSDのルートにプロファイル名を書いた "prof_n_i.txt" を置いてある状態でプロファイルを保存すると前記ファイル内に記載されたプロファイル名が適用されます。
prof_n_i.txt には1行ずつプロファイル名を記載すればよいです。
上記 prof_n_i.txt をSDカードのルートに置いた状態でSave profileを0-10まで順にしていくと以下のように設定されます。
microSDに保存しておいたプロファイルを適用します。ただ、リモコンの "P.LOAD"ボタンからアクセスした方が手っ取り早いです。
microSDに現在の設定をプロファイルとして保存します。0-99の100か所保存できます。
こちらもプロファイル名を設定できます。microSDのルートにプロファイル名を書いた "prof_n.txt" を置いてある状態でプロファイルを保存すると前記ファイル内に記載されたプロファイル名が適用されます。
OSSC Proでの簡単なテスト動画を。
製品版OSSC Proがでたので、DExx-vd_isl + DE10-Nanoのテスト動画の紹介は終了しました。
OSSC Proでいつものセガハード4機種 + メガドラミニで一面番長しています。
手持ち横画面のアーケード基板でのテストです。一面番長しています。
手持ち縦画面のアーケード基板でのテストです。一面番長しています。
OSSC Proのテスト動画 アーケード基板 各種縦画面編 (Adaptive LM(レイフォースのみScaler), 1440p)
KVC lab.からお借りしたHAGiBiS UHC07というキャプチャユニットを使い、手持ち縦画面のアーケード基板を1080pでキャプチャした動画です。こちらではレイフォースでもAdaptive LM(240p Line 4x)を使ってます。
他にもロングプレイの事例ってことで サンダーフォースIII (MD)、ぶたさん (AC)、ドルアーガの塔 (AC)、ドラゴンバスター (AC)、サンダーフォースAC (AC)、ヴォルフィード (AC)、スラップファイト (AC)、虫姫さま(Maniac) (AC)、フライングパワーディスク (AC)、戦国エース (AC)、サイドアーム (AC) などを上げています。
自作ではない動画を紹介します。
Videogame Buckoさんによる2021年4月時点でのOSSC Proのデモ動画です。
Videogame Buckoさんによる2021年9月時点でのOSSC Proのデモ動画です。
Wobbling PixelsさんによるOSSC Proのレビューおよび機能紹介動画です。
OSSC Pro Review & Feature Overview - The 3 in 1 Gaming Scaler