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最終更新日 2023年1月13日
Rheaなどによりサターン実機でODE(仮想CD-ROMドライブ)を使用することについてのコーナーです。
サターン用ソフトは全てCD-ROM媒体で発売されましたが、これをイメージ化したものをSDカードやSSDに入れ、サターン実機で読み取れるようにするユニット "ODE" (Optical Drive Emulator, CD-ROMドライブエミュレーター)が海外で開発されてます。これをサターン本体に組み込むことで、CD-ROMメディアおよびCD-ROM機の欠点である「ロードに時間がかかる」「ディスクが痛みやすい」「ディスク読み取り部品の耐久性が低い」などをあるていど克服することができます。
この文書では、サターンでODEを使うのに必要な情報を記載します。なお、私はPhoebeとFenrirは持っていないので検証してません。以下には自分で試したことやWebなどから知りうる限りのことを書いておきますが、間違っているかもしれません。
なお、Satiator以外のサターン用ODEを組み込むと、サターン本体で直接CD-ROMを読み取ることが出来なくなりますのでご注意ください。当然、音楽CDなども同様です。
また、ゲーム中にソフトがCD-ROMにアクセスする際は前後に多少のマージンが入るようプログラミングされているため、ODEにより直接アクセスする時間が短縮してもROMカートリッジのようにサクサク進行するようになるわけではありません。過度の期待は禁物です。
2021年2月時点でメジャー(?)なものは以下です。
Rhea/Phoebeについては、セガサターンでのODE(仮想CD-ROMドライブ) Rhea/Phoebeについてにまとめてあります。
もう一つのサターン用ODEです。比較的安価です。
MODE(Multi Optical Disc Emulator)についてはセガサターンでのODE(仮想CD-ROMドライブ) Terraonion MODEについてにまとめてあります。
公式動画もあります。
本体無改造でつかえるサターン用ODEです。セガサターンでのODE(仮想CD-ROMドライブ) Satiatorについてにまとめてあります。
ROMイメージの作成ソフトを紹介しておきます。ごく簡単な手順で作成できるので、多くは説明しません。分からない人は既存のPCソフトの解説サイトをご覧ください。
PC上の任意のフォルダにイメージを保存し、後述するフォルダ構成でメディアに書き込みます。なお、イメージファイルのファイル名はサンダーフォースVなら「THUNDER_FORCE_V.bin」のようにいわゆる英数字と記号の組合せでかつ、ゲーム名がわかるようにしておくことをお勧めします。
bin+cueフォーマットでCD-ROMイメージを作るソフトを下記に紹介しておきますが、他でも作れるので、気に入らなかったら別のをご自分で探していただければと。Rhea/PhoebeはCDIフォーマットがよいですが、そちらについては該当ページの方をご覧ください。
定番のCDライティングソフトですが、CD-ROMからイメージを作成するのにも使えます。その際のデフォルトフォーマットが"bin + cue"なのでフォーマット選択ミスも起きにくいです。
ただし、最新版のVer.2.5.8は公式サイトのダウンロードリンクのうち、「Free-Codecs.com」以外はアドウェア付きのインストーラが提供されているので、必ず下記赤枠のリンクからダウンロードしてください。
本人所有のカートリッジ/CD-ROMから所有者本人により吸い出したROMイメージは私的複製の範囲内であり、バックアップすることもそれを使用して本人がゲームプレイすることも日本の法律上もんだいありません。コピープロテクトを解除する場合は例外ですが、当サイトでは取り扱っていません。他にも注意点がありますので、以下をご覧ください。
【注意】ここで作成したROMイメージは私的使用の範囲内で利用してください。作成したROMイメージを他人に譲渡または販売するのは著作権法に違反します。当然、不特定多数がアクセスできるサーバー上にアップロードするのも同様です。また、複製元のカートリッジ/CD-ROMを譲渡または売却した場合、該当するROMイメージは廃棄する必要があります。これは、著作権法の第四十七条の三で規定されています。
参考になるWebページ
デジタル・ネットワーク社会と著作権 (特にQ5, Q6) ※ いつのまにかPDFに変わってました